2011年03月28日
官僚栄えて、国滅ぶ
今、日本の北の海と大地と大気とに放射能を撒き散らしている福島原発は、それを運営するTepcoによってデータの改ざん(原子炉の亀裂を発見して、それを隠蔽した)はじめ多くの事故を起こした過去がある。
そのTepcoを監督する原子力不安院は経済産業省の組織である。隠蔽を防げず(多分隠蔽に加担)、今回このような事故を起こした隠蔽体質企業を監督する不安院の責任はもちろんそれ以上である。つまり国の責任である。突き詰めて言えば経済産業省という官僚の責任である(戦時中は軍という官僚の独走、官僚はいつの時代もろくな事をしない。地震や津波と同じように数十年周期でこの国を焼け野原にする。何たる人災。そろそろこういうのは止めようではないか)
監督される側のTepcoに経済産業省から元官僚が7人、天下っている。そのうちのひとりが石田徹・前資源エネルギー庁長官で、昨年退官、数カ月後にTepco顧問に就任した。
彼の仕事は元部下であったかもしれない、あの原子力不安院の浅黒いめがねの人に対し、会見では都合の悪い情報は公表しないよう要求することであることは間違いない。それが天下りの主な仕事である。国民の安全の為ではなく、全て自分がTepcoからの利益供与を受ける為にTepcoに対し常に有利に動く。国がつぶれそうになってもである。
雇われている以上雇い主の為に働くのは当然といえば当然ではあるが、仮にも元公僕。これでは公金横領して国外に逃亡する数千人に及ぶ中国の汚職官僚と同じだ。官僚栄えて、国滅ぶ。である。これは間違いなくA級戦犯である。二度目の東京裁判は是非日本人の手でと願うばかりである。
また、その浅黒い人は、こないだまで特許庁にいた人で、原発のことなど何も知らない。と言われれば数々の会見での「わかりません」聞き飽きた「直ちに健康に影響するものではありません」も納得できる。(しかし文脈は、数ヵ月後は影響があるかもしれませんということを意味する)。つまり聞かれても正直な所、監督する側の彼らは、原発の本当の危険性を理解していない素人の官僚なのである。
ゆくゆく不安院は事故レベルを5から6にさらに上げるだろう。いたずらに国民の不安をあおらないよう意図的に過小した評価は、原発素人官僚不安院が評価した4(あのトマホークにでも爆撃されたような建屋を見て世界が疑いの目で見た)から徐々に上がるにつれ、かえって不安をあおることになる。
IAEA局長の天野さんは菅さんの情報開示の約束をとって帰国したが、問題はTepcoが政府に対し隠蔽をしていることである。もちろん政府は原発に対しては素人。しかしTepcoの言うがままというのも情けない。やはり全てはあのいらいらした首相の影響か。気持ちはわかるがTepcoを怒鳴っては正確な判断はできなくなるし、危機管理など出来るはずもない。それは政府の会見でも垣間見える。Tepcoも官僚も管理できないのにが危機管理など無理だろう。
民主党は脱官僚じゃなかったのか。これじゃ自民党と変わりない。官僚はしっかり天下ってるし、2年間何やってたの?
Tepcoは原発を運営してはいるが、役員は全て原発畑ではない。一人も原発を知らない。実際に原発を運営しているのは原子炉MARK1の製造元GEの代理店で、設置をした東芝である。日本の企業でよくあるように、つまりTepcoは配電盤のオペレーション、電気の分配は本業だが、電気を作る原子炉は東芝に丸投げなのである。だから事故初期段階のTepcoのトップの「わかりません」「すみません」はあながち嘘でもないのである。
国の原子力政策の下Tepcoを育てたのはもちろん今はなき自民党。なにも引きこもってるのは菅さんだけではない。
東京電力役員の自民党(国民政治協会)への個人献金(平成21年)
勝俣 恒久 ¥300,000 新宿区
清水 正孝 ¥300,000 横浜市
皷 紀男 ¥240,000 板橋区
藤本 孝 ¥240,000 川崎市
山崎 雅男 ¥120,000 世田谷区
武井 優 ¥120,000 調布市
藤原万喜夫 ¥120,000 中野区
武藤 栄 ¥120,000 東村山市
-----
EXTENDED BODY:
そのTepcoを監督する原子力不安院は経済産業省の組織である。隠蔽を防げず(多分隠蔽に加担)、今回このような事故を起こした隠蔽体質企業を監督する不安院の責任はもちろんそれ以上である。つまり国の責任である。突き詰めて言えば経済産業省という官僚の責任である(戦時中は軍という官僚の独走、官僚はいつの時代もろくな事をしない。地震や津波と同じように数十年周期でこの国を焼け野原にする。何たる人災。そろそろこういうのは止めようではないか)
監督される側のTepcoに経済産業省から元官僚が7人、天下っている。そのうちのひとりが石田徹・前資源エネルギー庁長官で、昨年退官、数カ月後にTepco顧問に就任した。
彼の仕事は元部下であったかもしれない、あの原子力不安院の浅黒いめがねの人に対し、会見では都合の悪い情報は公表しないよう要求することであることは間違いない。それが天下りの主な仕事である。国民の安全の為ではなく、全て自分がTepcoからの利益供与を受ける為にTepcoに対し常に有利に動く。国がつぶれそうになってもである。
雇われている以上雇い主の為に働くのは当然といえば当然ではあるが、仮にも元公僕。これでは公金横領して国外に逃亡する数千人に及ぶ中国の汚職官僚と同じだ。官僚栄えて、国滅ぶ。である。これは間違いなくA級戦犯である。二度目の東京裁判は是非日本人の手でと願うばかりである。
また、その浅黒い人は、こないだまで特許庁にいた人で、原発のことなど何も知らない。と言われれば数々の会見での「わかりません」聞き飽きた「直ちに健康に影響するものではありません」も納得できる。(しかし文脈は、数ヵ月後は影響があるかもしれませんということを意味する)。つまり聞かれても正直な所、監督する側の彼らは、原発の本当の危険性を理解していない素人の官僚なのである。
ゆくゆく不安院は事故レベルを5から6にさらに上げるだろう。いたずらに国民の不安をあおらないよう意図的に過小した評価は、原発素人官僚不安院が評価した4(あのトマホークにでも爆撃されたような建屋を見て世界が疑いの目で見た)から徐々に上がるにつれ、かえって不安をあおることになる。
IAEA局長の天野さんは菅さんの情報開示の約束をとって帰国したが、問題はTepcoが政府に対し隠蔽をしていることである。もちろん政府は原発に対しては素人。しかしTepcoの言うがままというのも情けない。やはり全てはあのいらいらした首相の影響か。気持ちはわかるがTepcoを怒鳴っては正確な判断はできなくなるし、危機管理など出来るはずもない。それは政府の会見でも垣間見える。Tepcoも官僚も管理できないのにが危機管理など無理だろう。
民主党は脱官僚じゃなかったのか。これじゃ自民党と変わりない。官僚はしっかり天下ってるし、2年間何やってたの?
Tepcoは原発を運営してはいるが、役員は全て原発畑ではない。一人も原発を知らない。実際に原発を運営しているのは原子炉MARK1の製造元GEの代理店で、設置をした東芝である。日本の企業でよくあるように、つまりTepcoは配電盤のオペレーション、電気の分配は本業だが、電気を作る原子炉は東芝に丸投げなのである。だから事故初期段階のTepcoのトップの「わかりません」「すみません」はあながち嘘でもないのである。
国の原子力政策の下Tepcoを育てたのはもちろん今はなき自民党。なにも引きこもってるのは菅さんだけではない。
東京電力役員の自民党(国民政治協会)への個人献金(平成21年)
勝俣 恒久 ¥300,000 新宿区
清水 正孝 ¥300,000 横浜市
皷 紀男 ¥240,000 板橋区
藤本 孝 ¥240,000 川崎市
山崎 雅男 ¥120,000 世田谷区
武井 優 ¥120,000 調布市
藤原万喜夫 ¥120,000 中野区
武藤 栄 ¥120,000 東村山市
-----
EXTENDED BODY:
Posted by loopyhato at 13:15│Comments(0)
│指定なし