2013年03月16日
極東原発裁判A級戦犯
注水継続の吉田所長、処分も検討…東電副社長
Chernobyl後の史上最悪の原発事故の第一の原因は水素爆発、その原因はベント(排気)の遅れだ。
現場の責任者、福島第一原発所長、吉田昌郎はベントをすぐすべきと本社へ連絡、しかしTepco原子力事業部の責任者、武藤榮(あの背の高い白髪交じりのヌボッとした人)は真っ向から反対。それが炉内の圧力開放、排気の遅れとなり、水素爆発につながる、武藤榮が引き起こした人災である。
決して与謝野の言うように神が起こしたわけではない。与謝野の真意は原子力事業の温存にある。人間の失敗を神のせいにする。都合の悪いことは全て、見えない神のせいにするのである。これじゃ神様もえらい迷惑だ。ここは中世のヨーロッパではない。こんなことを言う青島幸雄の兄弟みたいな顔をした大臣は早く辞めてもらいたい。福島県民に対しても原子力に携わる人々に対しても失礼だ。
武藤榮が退職金をいくらもらったか知らないが、日本の原子力事業そのものを危機に陥れた罪、多くの人の生活を奪った罪、今後多くの人を被爆させることになる罪は大きい。彼はなぜ福島第一原発所長、吉田昌郎にも官邸にも抵抗して排気をしなかったのだろうか?
結局、武藤の意見は通り、放射能と水素を含む非常に危険な気体を人工的に排気するベントは行われず、代わりに水素爆発という化学反応で強制的に建屋を壊すことにより、外部に排気されることになった。かくして、格納容器、格納プールは雨ざらしになり、もう排気の必要はなくなったのである。放射能も大気中に放出し放題ではあるが。
2号機も地下の圧力抑制室で爆発が起こっているが、建屋は吹っ飛んでない。原因は横にあいた8x8四方の穴だ。作業員がいつの間にか壁のパネルを取り外し、蓋の出来ない永久換気口を作った為だ。今でもそこから放射能が白い蒸気となって排出されているのが見える。
武藤榮は退職する前にはっきりその辺を説明するべき責任者である。この判断は懲戒免職にも値するだろうし、人道的にも問題だ。後日行われるであろう原子力裁判で明確にしてほしい。
ドキュメント3/11
14:46 地震発生、原子炉停止
15:41 津波進入、冷却装置水没、作動停止
①非常用ディーゼル電源は地下に設置の為、水没、作動停止
15:48②バッテリーバックアップ冷却に切り替える
電池切れ(7h)で停止。
19:50 1号機meltdown開始
21:00 1号機ウランの溶融温度2800度に到達Full meltdown
2-3号機も同様
3/12
1:30 官邸は海江田万里経産相名で正式にベントの指示
6:00 首相官邸出発
10:17 vent開始 (要請から8時間47分後)
15:36 1号機爆発
原子炉の冷却装置が止まれば、冷却する為に炉心を満たす冷却水が急激に蒸発し、炉内が高圧になる。炉心のウランは燃えながら溶融点の2800度に達し、炉心を被うジルコニウムが水と反応し、水素を発生し更に炉内は高圧となる。そして3時間40分後には炉心溶融が始まることは、いくらもともと原発プラントの専門でないTepco原子力事業部の長である武藤榮でも知っていたはずである。(Tepcoは原発運営者であって、プラントを作っていない、全ては下請け任せ、日本一飲み会の多い企業、花王についで日本一広告宣伝費の多い企業(テレビ番組のスポンサーになって反原発の番組を阻止する為))
原子炉の発電量は1/3しか送電できない。残りは自身の冷却の為のエネルギーとして使わなければならないのである。マスターベーション行為である。たとえば福島第一原発一号炉GE製Mark1の発電量は46万kw。しかし実際東京へ送電できる量はその1/3の15.3万kwしかなく、残りの30.6万kwはMark1自身を冷却する為のポンプ等を回すために使われる。
最終的なエネルギー変換効率として原子力はそれほど魅力はないのである。あるのは建設費、維持費等、コストの高さ。賠償金の高さ。危険度の高さ。そこに群がる利潤の高さ、である。だから官僚もなんでもみんな寄ってくる。こんなに危険であるにもかかわらず。国家を破滅させた第二次大戦と重なるところがないだろうか?
エネルギー効率の算式にはもちろん今回の賠償金、廃炉の費用は含まれない。日本政府が保障してきた大きな賭けは凶と出たのである。今後予想される電気料金増、Tepcoに対する国民負担としての増税をエネルギー効率に含めれば、原子力は非効率の極みとなる。
国家エネルギー政策という名の下に進められた原発。自民党政権時の2009年6月、経済産業省で開いた総合資源エネルギー調査会では「869年の貞観地震で、想定とは比べものにならない巨大な津波が来ている」と産業技術総合研究所の活断層・地震研究センター長、岡村行信は福島第一原子力発電所の危険性を繰り返し指摘した。東電の回答は「研究的な課題としてとらえるべきだ」
監督という名ばかりの癒着組織、原子力不安院。今回のChernobyl後の史上最悪の原発事故。軍人という官僚の暴走による第二次大戦。厚生省の薬害エイズと同様、官僚支配の日本に起きた悲しい事故。過去から学ばない日本の真の姿が垣間見れる。
いったい国民に迷惑をかけていない官僚組織はいくつそんざいするのか。お上という呪縛はそれほど大きいのか。
世界の原発も今後30年、これを契機に原子力産業は衰退の一途となるかもしれない。
スイスに原発撤廃宣言を先取りされたのは3発目の原爆を落とされて国としては歯がゆい。し、情けない。
あとは原発を作るのではなく、フランスのように汚染物質の処理、原子炉の解体等の出口産業に傾注すべきではないか。世界に432基ある、CO2を排出しないクリーンエネルギーと言われる原子力は危険と隣り合わせで、クリーンではないものを出すエネルギーであると再認識された。
原子炉施設の解体は将来おいしい事業となる。東芝も日立も作るから壊す方の原子力産業に力を入れるべきではないだろうか。原子力は自然エネルギー発電への過渡期のエネルギーと早く日本も大きく舵を切って欲しい。菅ちゃん。ただ、原子力はコストが膨大で、官僚を含めその利権に絡む人達の抵抗も膨大であろうと予想される。
1974年に、ノーマン・ラスムッセン教授を中心とした原子炉安全性研究において示されたラスムッセン報告により、確率論を基礎にした原子力発電の安全性に関する理論が推進の立場から広く語られるようになった。これによれば、大規模事故の確率は、原子炉1基あたり10億年に1回で、それはヤンキースタジアムに隕石が落ちるのを心配するようなものであるとされたのである。現在の原子力発電は、この理論を応用した多重防護というシステムを基に設計されているが、それが嘘だと証明された。10億年に1回どころか25年に1回起こっている。今回は4基。
しかも停止中の5号基に1374本、6号基に1900本、4号基の西50mの共用プールに6375本のウランがグツグツ煮えている。全部で14017本。これ異常な数ではないでしょうか?
1956年に設置された原子力委員会初代長官、正力松太郎は日本の「原子力の父」と呼ばれ、その会社日テレの報道を見てると面白い。
処分されるのは吉田所長ではなく、A級戦犯のお前だ武藤。
昨日、久々に渡部恒三がマスコミに出た。原発ではなく自身のお誕生会の話で。まだやっぱり放射能が気になってか地元には帰りたくないようである。自民党時代に福島に原発を持ってきた張本人であるにもかかわらずである。
渡部さんを筆頭に、今回の震災は神戸、新潟、雲仙普賢岳などと違い、いつも邪魔なくらいに現場に来る地元政治家がまったくいないらしい。放射能のせいで。やっぱり彼らは自分のことしか考えない人種なんだね。よくこの事実は覚えておくべきですね。
ちなみにこの人は「タバコを吸うと健康に良い」と口からでまかせを言った人でもある。見るからに軽薄な顔つきだ。
原発安全だったら、お台場に作れよ。土地余ってんだろ。東電だろ。東北電力じゃないんだから。東電がモンゴルに原発作って送電してるようなもんだ。なぜ
福島原発は40歳。104基ある米国の原発の耐用年数は30年。日本は耐用年数がない。福島原発はちょうど新幹線が開通した頃の0系新幹線が未だに現役で走ってるのと同じである。いつまで走らせるのか。せめて0系には引退してもらって、新型で。それは地元の了解が得られれば、(お台場の住人も含め)の話ではあるが。
今盛んにTVに出ているその渡部さんの甥の福島県知事もそうしてみると、色褪せて見える。
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Chernobyl後の史上最悪の原発事故の第一の原因は水素爆発、その原因はベント(排気)の遅れだ。
現場の責任者、福島第一原発所長、吉田昌郎はベントをすぐすべきと本社へ連絡、しかしTepco原子力事業部の責任者、武藤榮(あの背の高い白髪交じりのヌボッとした人)は真っ向から反対。それが炉内の圧力開放、排気の遅れとなり、水素爆発につながる、武藤榮が引き起こした人災である。
決して与謝野の言うように神が起こしたわけではない。与謝野の真意は原子力事業の温存にある。人間の失敗を神のせいにする。都合の悪いことは全て、見えない神のせいにするのである。これじゃ神様もえらい迷惑だ。ここは中世のヨーロッパではない。こんなことを言う青島幸雄の兄弟みたいな顔をした大臣は早く辞めてもらいたい。福島県民に対しても原子力に携わる人々に対しても失礼だ。
武藤榮が退職金をいくらもらったか知らないが、日本の原子力事業そのものを危機に陥れた罪、多くの人の生活を奪った罪、今後多くの人を被爆させることになる罪は大きい。彼はなぜ福島第一原発所長、吉田昌郎にも官邸にも抵抗して排気をしなかったのだろうか?
結局、武藤の意見は通り、放射能と水素を含む非常に危険な気体を人工的に排気するベントは行われず、代わりに水素爆発という化学反応で強制的に建屋を壊すことにより、外部に排気されることになった。かくして、格納容器、格納プールは雨ざらしになり、もう排気の必要はなくなったのである。放射能も大気中に放出し放題ではあるが。
2号機も地下の圧力抑制室で爆発が起こっているが、建屋は吹っ飛んでない。原因は横にあいた8x8四方の穴だ。作業員がいつの間にか壁のパネルを取り外し、蓋の出来ない永久換気口を作った為だ。今でもそこから放射能が白い蒸気となって排出されているのが見える。
武藤榮は退職する前にはっきりその辺を説明するべき責任者である。この判断は懲戒免職にも値するだろうし、人道的にも問題だ。後日行われるであろう原子力裁判で明確にしてほしい。
ドキュメント3/11
14:46 地震発生、原子炉停止
15:41 津波進入、冷却装置水没、作動停止
①非常用ディーゼル電源は地下に設置の為、水没、作動停止
15:48②バッテリーバックアップ冷却に切り替える
電池切れ(7h)で停止。
19:50 1号機meltdown開始
21:00 1号機ウランの溶融温度2800度に到達Full meltdown
2-3号機も同様
3/12
1:30 官邸は海江田万里経産相名で正式にベントの指示
6:00 首相官邸出発
10:17 vent開始 (要請から8時間47分後)
15:36 1号機爆発
原子炉の冷却装置が止まれば、冷却する為に炉心を満たす冷却水が急激に蒸発し、炉内が高圧になる。炉心のウランは燃えながら溶融点の2800度に達し、炉心を被うジルコニウムが水と反応し、水素を発生し更に炉内は高圧となる。そして3時間40分後には炉心溶融が始まることは、いくらもともと原発プラントの専門でないTepco原子力事業部の長である武藤榮でも知っていたはずである。(Tepcoは原発運営者であって、プラントを作っていない、全ては下請け任せ、日本一飲み会の多い企業、花王についで日本一広告宣伝費の多い企業(テレビ番組のスポンサーになって反原発の番組を阻止する為))
原子炉の発電量は1/3しか送電できない。残りは自身の冷却の為のエネルギーとして使わなければならないのである。マスターベーション行為である。たとえば福島第一原発一号炉GE製Mark1の発電量は46万kw。しかし実際東京へ送電できる量はその1/3の15.3万kwしかなく、残りの30.6万kwはMark1自身を冷却する為のポンプ等を回すために使われる。
最終的なエネルギー変換効率として原子力はそれほど魅力はないのである。あるのは建設費、維持費等、コストの高さ。賠償金の高さ。危険度の高さ。そこに群がる利潤の高さ、である。だから官僚もなんでもみんな寄ってくる。こんなに危険であるにもかかわらず。国家を破滅させた第二次大戦と重なるところがないだろうか?
エネルギー効率の算式にはもちろん今回の賠償金、廃炉の費用は含まれない。日本政府が保障してきた大きな賭けは凶と出たのである。今後予想される電気料金増、Tepcoに対する国民負担としての増税をエネルギー効率に含めれば、原子力は非効率の極みとなる。
国家エネルギー政策という名の下に進められた原発。自民党政権時の2009年6月、経済産業省で開いた総合資源エネルギー調査会では「869年の貞観地震で、想定とは比べものにならない巨大な津波が来ている」と産業技術総合研究所の活断層・地震研究センター長、岡村行信は福島第一原子力発電所の危険性を繰り返し指摘した。東電の回答は「研究的な課題としてとらえるべきだ」
監督という名ばかりの癒着組織、原子力不安院。今回のChernobyl後の史上最悪の原発事故。軍人という官僚の暴走による第二次大戦。厚生省の薬害エイズと同様、官僚支配の日本に起きた悲しい事故。過去から学ばない日本の真の姿が垣間見れる。
いったい国民に迷惑をかけていない官僚組織はいくつそんざいするのか。お上という呪縛はそれほど大きいのか。
世界の原発も今後30年、これを契機に原子力産業は衰退の一途となるかもしれない。
スイスに原発撤廃宣言を先取りされたのは3発目の原爆を落とされて国としては歯がゆい。し、情けない。
あとは原発を作るのではなく、フランスのように汚染物質の処理、原子炉の解体等の出口産業に傾注すべきではないか。世界に432基ある、CO2を排出しないクリーンエネルギーと言われる原子力は危険と隣り合わせで、クリーンではないものを出すエネルギーであると再認識された。
原子炉施設の解体は将来おいしい事業となる。東芝も日立も作るから壊す方の原子力産業に力を入れるべきではないだろうか。原子力は自然エネルギー発電への過渡期のエネルギーと早く日本も大きく舵を切って欲しい。菅ちゃん。ただ、原子力はコストが膨大で、官僚を含めその利権に絡む人達の抵抗も膨大であろうと予想される。
1974年に、ノーマン・ラスムッセン教授を中心とした原子炉安全性研究において示されたラスムッセン報告により、確率論を基礎にした原子力発電の安全性に関する理論が推進の立場から広く語られるようになった。これによれば、大規模事故の確率は、原子炉1基あたり10億年に1回で、それはヤンキースタジアムに隕石が落ちるのを心配するようなものであるとされたのである。現在の原子力発電は、この理論を応用した多重防護というシステムを基に設計されているが、それが嘘だと証明された。10億年に1回どころか25年に1回起こっている。今回は4基。
しかも停止中の5号基に1374本、6号基に1900本、4号基の西50mの共用プールに6375本のウランがグツグツ煮えている。全部で14017本。これ異常な数ではないでしょうか?
1956年に設置された原子力委員会初代長官、正力松太郎は日本の「原子力の父」と呼ばれ、その会社日テレの報道を見てると面白い。
処分されるのは吉田所長ではなく、A級戦犯のお前だ武藤。
昨日、久々に渡部恒三がマスコミに出た。原発ではなく自身のお誕生会の話で。まだやっぱり放射能が気になってか地元には帰りたくないようである。自民党時代に福島に原発を持ってきた張本人であるにもかかわらずである。
渡部さんを筆頭に、今回の震災は神戸、新潟、雲仙普賢岳などと違い、いつも邪魔なくらいに現場に来る地元政治家がまったくいないらしい。放射能のせいで。やっぱり彼らは自分のことしか考えない人種なんだね。よくこの事実は覚えておくべきですね。
ちなみにこの人は「タバコを吸うと健康に良い」と口からでまかせを言った人でもある。見るからに軽薄な顔つきだ。
原発安全だったら、お台場に作れよ。土地余ってんだろ。東電だろ。東北電力じゃないんだから。東電がモンゴルに原発作って送電してるようなもんだ。なぜ
福島原発は40歳。104基ある米国の原発の耐用年数は30年。日本は耐用年数がない。福島原発はちょうど新幹線が開通した頃の0系新幹線が未だに現役で走ってるのと同じである。いつまで走らせるのか。せめて0系には引退してもらって、新型で。それは地元の了解が得られれば、(お台場の住人も含め)の話ではあるが。
今盛んにTVに出ているその渡部さんの甥の福島県知事もそうしてみると、色褪せて見える。
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Posted by loopyhato at 10:52│Comments(0)
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